こんにちは、そろそろ梅雨の時期となってまいりました。毎日じめじめとした気候だと、とても憂鬱な気分になってきますね。
個人的に洗濯物も乾かないのが嫌な上に傘を差すのも面倒なタイプなので雨は可能な限り最低限にして頂ければありがたいと思っている人間であります。お気に入りの傘を早く差したくて仕方が無いとかそういう可愛らしい一面も残念ながら無いので宜しくお願い致します(?)
さてそれは兎も角、今回は前回に引き続きお勧めのプレイステーションソフトの御紹介をさせて頂きたいと思います。
『ファイナルファンタジーⅧ』
有名シリーズのメインシリーズ8作目になります。プレイされた方も非常に多いのではないでしょうか。私も何周もプレイするくらいには大好きな作品の一つになります。
まずソフトを御覧になったことがある方ならお分かりかもしれませんが、DISC枚数が四枚です。今の時代のゲームしか知らない子供達に話したら、もしかしたら信じてもらえないかもしれませんね。まさか何百、何千時間のストーリーがあるのか、と思われてしまうかもしれません。
いやまあそんな世代トークは一先ず置いておいて。件のゲーム作品について言及致しましょう。
このゲーム、ハッキリ述べてしまうと人によって評価の付け方が極端になる傾向があります。今までのファイナルファンタジーシリーズをプレイしてきて「何だこの作品は」と思ってしまう方もいらっしゃいますし「何だこの作品は最高じゃないか!」という方もいらっしゃいます。これは他のゲームにも言えることですが、この作品は有名シリーズということでその傾向が顕著かもしれません。
私は勿論後者の人間です。ドハマリしました。プレイすればするほど味が増す、定型文的な表現を使わせて頂けるならばスルメのようなゲームかもしれません。これは後述致しますが、このゲームは隠し要素がかなり豊富なゲームです。それが私にとってはかなりドストライクな物でした。
さてでは本題に移りましょう。このゲームの大まかなお話ですが、人と関わるのが苦手なスコールという青年がリノアという少女を中心とした人々に関わることで少しずつ心境が変化していくというものです。私の簡単な説明では良くあるアレね、程度にしか思われないかもしれませんが、実際はもっと壮大で様々な要素がありますのでそちらは是非実際にプレイして確かめて頂ければと思います。
特にスコールの口癖(「……べつに」等)を真似された方々も多いのではないでしょうか。前作ファイナルファンタジーⅦのクラウドの口癖「興味ないね」と同じくらい使いやすいのではないでしょうか。いや別に私が使っていたとかそういうことではないですからねいやいややめて下さいよ本当(早口)
次にゲームシステムについてですが、特殊なシステムを搭載していますので、それが合わないということでハマらなかったりした方もいらっしゃるとは思います。
その中でも代表的なものが『ドロー』や『ジャンクション』辺りかと思われます。『ドロー』とは簡単に言えばモンスターなどから魔法やG.F.(過去作の召喚獣にあたります)などを得て(奪い)自分の物にする行為になります。
今までのシリーズでは魔法は購入したり自然と覚えていったりジョブの成長によって新しく使えるようになったり……というものでしたが、今作ではまるでアイテムのような扱いで得ることが可能です。その際には『ストック』というコマンドを使用します。または『はなつ』というコマンドを使用するとそのまま魔法を使用します。
そしてその得た魔法をまるで装備品のように装備することが可能です。何を言ってるんだ、と思われるかもしれませんが、前作ファイナルファンタジーⅦでもマテリアという魔法などを使えるようになる物を武器に装備することが出来ましたが、あれとはまた違い、直接キャラクターの能力値に装備が可能です。
なので、レベルが低くても装備した魔法が強ければかなり強くなることが可能で、後述の低レベルクリアも可能になります。
また変わった点としましては、RPGにありがちな敵がお金を落としてくれるという要素が無いということですね。ただ、主人公が『SeeD』と呼ばれるいわば傭兵であり、そのランクに応じて定期的にお給料が振り込まれるシステムになります。なので、ストーリーの選択肢などをちゃんと考えないとお給料が低いままという世知辛い内容になっております。
あとゲーム内でカードゲームもあったりします。詳しい内容は調べて頂いた方が早いかもしれませんが、このカードゲームにハマってなかなかストーリーが進まなくなる方も多かったのではないでしょうか。私もその一人であります。プレイ中のBGMもかなり耳に残るものとなっております。
それからゲーム内での挿入歌があるのですが、未だに印象深く残っている曲です。歌詞が英語の歌詞なので、その時代まだ英語がよくわからない私はただ単に良い曲だなあ、となっていたのですが、ちゃんと歌詞の意味を知った時、更に「なるほど本当に良い曲だなあ」となりました。是非そちらもお楽しみください。また以前にもお話したことのあるPocketStation対応のゲームもあります。
……と脇道に少し入った内容を話してきましたが、全て楽しい要素なので私としては大満足でした。勿論、RPGの本筋である戦闘も面白いです。ピンチになった時などに可能になるキャラ毎の特殊技なども大好きな要素の一つでした。他のゲームでいうところの秘奥義みたいなものですね。
ではここからはこのゲームで私が特にお気に入りのやりこみ要素や隠し要素について簡単にお話させて頂ければと思います。
やりこみというと色々とありますが、このゲームではやりこみを推奨しているのか応援しているのかわかりませんが、低レベルクリアが他のゲームよりもやりやすくなっております。その一つとして、この作品ではボスには経験値はありません。
そもそもこのゲームでは味方キャラのレベルが上がれば敵のレベルも上がっていくというシステムです。ロマサガ2などでは敵の強さが戦闘回数などによって上がっていくので、それと少し似ているところもありますね。
なので、あえて自分たちのレベルを低くしたままクリアする、ということも一つの選択肢です。先述したジャンクションシステムなどがそれを可能にする一つの要因ですね。
それから隠し要素ですが、色々とあり過ぎて何を説明すれば良いのかわかりませんが、個人的には隠しG.F.などが一番好きでしたね。自分ではなかなか発見出来なかったものも友人や攻略本などからの情報で探し歩いたものでした。中には過去作で見たことのあるキャラクターも居て、なかなかにファンには嬉しいものでした。
そんな私がこのゲームを何周もして挑戦した内容は【Disc1でスコールの最強武器を作成する】というものでした。やったことのある方ならお分かりかもしれませんが、なかなかに骨が折れる作業で、自分でルートや敵の情報を調べてお手製のノートに全て書き込んでひたすらに材料集めをしておりました。かなり時間はかかりましたが滅茶苦茶楽しかったですね。
……という感じですね。プレイしていると自分なりのやりこみが見付かったりするので、是非何周もプレイして頂きたい作品の一つであります。今ならネットの情報もありますし、当時からアルティマニアという攻略本(↑画像)などもありますが、宜しければ最初は情報無しでやって頂ければと思います。
それでは今回はこの辺で。次回またお会い致しましょう~。