昨日4/30(月)に「エアブラシ実演&相談会」が開催されましたので、残念ながら都合で参加できなかった方へそのレポートと実演のカラーチップの説明を少しだけしてみたいと思います。
当日は、GSIクレオスさんとエアテックスさんのエアブラシやコンプレッサーに直接触れていただけるコーナーも設営していました。
各エアブラシのグリップ感やトリガーフィーリングを試してもらったり、リニア式/メカニカル式のコンプレッサーの音やパワーをそれぞれ聴き比べてもらうこともできました。
中でもエアテックスさんのサイレント2コンプレッサーはスタッフも初めて駆動音を聞いたのですが、触れて振動を感じないと分からないくらい音がしません!
高級な商品ではありますが、ここまで静かだったとは驚愕です。
14時からノブ店長の塗装実演が開始されました。
はじめはお一人様のお客さんだけでしたのでマンツーマンで塗ってほしい色のリクエスト実演や質問をできていました。
徐々に実演を見たかったというお客さんが集まり始め・・・
夕方頃には多くのお客さんが集まってくれました。
閉店の20時いっぱいまで6時間ぶっ通しでノブ店長の実演は続きました。
それでは、実演で塗装したサンプルチップを写真でもお見せしたいと思います。
まずは、赤い成形色に細吹きでエッジにシャドーを入れたものです。
左は黒、右はスモークグレーを吹いています。
塗料の透明度で全体のコントラストが変わるのがわかります。
グラデーション塗装。
左が角ばったパーツ、右が曲面のパーツ。
黒>白>赤>ハイライトに白>全体にクリアーレッドと吹き重ねます。
メタリック塗装。
左が、黒>スーパーファインシルバー>クリアーレッド。
右が、白>赤>ホワイトパール>クリアレッド。
下地によって明度の違うメタリックになります。
金属表現メタリック塗装。
左が、下地無し>スーパーファインシルバー。
右が、下地・黒>スーパーファインシルバー>クリアオレンジでアクセント>スモークグレーで全体を塗装。
重さの違いを感じる金属塗装となります。
メタリックの吹き方の違いによる影表現。
左が、下地無し>スーパーアイアンを均一塗装。
右が、下地・黒>スーパーアイアンを浅い角度の斜め上から吹き付けて、下地を残すことで影部分を表現。
プラモデルは数センチのミニチュアなので光源の位置を計算に入れて塗装でメリハリを付けることでリアルなスケール感が出てきます。
金塗装。
左が、下地無し>スーパーゴールド。
中が、黒>スーパーファインシルバー>スターブライトゴールド
右が、黒>スーパーファインシルバー>クリアーオレンジ+クリアーイエロー。
使う塗料や工程によって色味の異なる金色になります。
出したい色味や好みによって塗り分けたり使い分けたりします。
シルバー塗装。
左が、黒>メッキシルバーネクスト
右が、黒>ビスマスパール
メッキのような映り込みをする塗装法です。
袖付きのアノ部分の塗装法。
下地に黒>スーパーファインシルバー>スターブライトゴールド>エナメルつや消し黒>金部分をエナメルシンナーでふき取り。
右はさらにスーパークリアーでコーティング。
マスキングしたり、筆で塗ったりというのもスタンダードな塗装法ですが、溶剤の異なる塗料を組み合わせる工夫もあります。
超合金塗装。
超合金の代名詞ともいえるマジンガーZの黒い部分の塗装です。
黒>黒+シルバー>パール>スモークグレー>スーパークリアー。
まるで金属素材への焼付塗装のような質感を塗装で表現しています。
お客さんの持ち込みでのリクエスト。
マジョッコ レインボーカラー。
左から、赤成形色>マジョッコ。
黒下地>マジョッコ。
シルバー下地>マジョッコ。
白下地>マジョッコ。
パールともマジョーラとも違う不思議な色合いの塗料です。
何かに使えそうな・・・・。
写真でご紹介しましたが、やはり直接塗りあがっていく工程を見てみないとなかなかこの塗装をトレースするのは難しいと思います。
またいつかノブ店長の塗装実演を行いたいと思いますので、今回チャンスを逃した方はぜひ。
全然関係ない話ですが・・・。
ゴールデンウイークはどこかにでかけられましたか?
今回の写真は山口県の秋芳洞です。
秋吉台の地下200mくらいにある巨大な鍾乳洞で約1kmほど歩いて抜けることができます。
洞穴に入るときは巨大生物とか棲んでそうな恐怖感がありました。
もちろん、「UMA」とか大好きです。