こんばんは、今回は以前に序盤の感想を書かせて頂きました『ENDER LILIES』(エンダーリリーズ)のクリア感想を書いていこうかと思います。
※ネタバレ等がありますので、どちらかというとクリアされた方向けの感想になります。御注意下さいませ。
では始めていきます。
まず珍しく最初に総評を述べさせて頂きますと、こちらの作品は『神ゲー』でした。あんまり無暗に『神』という単語を使用してしまうと安っぽく感じてしまう可能性はあるのですが、それすらも厭わないレベルの神ゲーでした。
どれくらい良かったかというと、私がここ数年……いえ、十年ほどでプレイさせて頂いたゲーム作品の中でもほぼトップに君臨してしまうほどです。それほどにこの作品は面白く、尚且つプレイし終わった後もずっと心に残り続けております。
全ての魅力を伝えるのは私の言葉では難しいですが、可能な限り感想を述べていこうと思います。
まずアクションRPGなので、一番大事なアクション部分ですが『100%に限りなく近い完璧』という評価でした。
ボタンを押して実際にキャラクターがアクションを起こすまでのライムラグがほぼ皆無でプレイヤーの思い通りにキャラクターを動かせることが出来ました。これはアクションゲームとして当然だと思われがちですが、実際色々なアクションゲームをプレイしていると若干のタイムラグがあるのに気付く方は多いと思います(これは勿論仕様もありますが……)
自分の思うタイミングで移動したり回避したり攻撃したり……操作しているだけで楽しいというのがやはり良いですよね。ボタンコンフィグもあるのも個人的に大助かりでした。
ただ唯一ここを修正してくれたら……というのが奥義を発動する際のボタンですね。これは他の方の感想でも同じことが言われているのですが、↑+(攻撃ボタン)を押すと発動と決まっているので気軽に発動出来るといえばそうなのですが、逆を言えば暴発しやすいので何も無い場所でいきなり奥義を放ってしまうということがしばしばありました。
ただ奥義ゲージは溜まりやすいですし奥義に要する時間も短いのでそこまでストレスにはなりませんでした。「まあ、ええか……」くらいに思っている方は多いと思います。ただ流石にボス戦で暴発した時は焦りますが……。
また、ストーリーが進むごとに新しい技やアクションが手に入るので同じことを繰り返すだけにならないのも良かったですね。新しい探索アクションを手に入れて前のマップに戻って探索する楽しさがこの作品の魅力の一つだと思います。
では次に世界観・グラフィックについて。これも本当に滅茶苦茶良かったです。崩壊した世界にピッタリの色彩と可愛らしい少女の対比、そして至る所に徘徊している穢者。その穢者も元はその場所に住んでいる住人や動物達なので物悲しさもあってこの作品の独特な世界観を際立たせているような気がします。
そして更にその作品の世界を最高のものにしているのはやはり音楽・音響だと思います。『Mili(ミリー)』さんという音楽グループが音楽を担当されています。まだ聴いたことが無い方は透き通った歌声などが特徴的なので一度聴いてみて頂ければありがたいです。
有名なところで御紹介すると他に『ゴブリンスレイヤー』のOPや『DEEMO』というスマホアプリの音楽も担当されております。後者のアプリはまだプレイしたことが無いので機を見て一度やってみたいと思います。
落ち着いた音楽と緊張感のある音楽のバランスが良く、更に屋根の下や水中に行くと音がこもって聴こえる演出もあるのも大好きです。ゲームを終えた後でも何度も聴き直したくなる素敵なサウンドばかりですね。
さてでは今作品の難易度についてです。難易度としては少し高めでしたが、絶望的な難易度ではなく、どちらかというとバランスが良い難易度だと感じました。
ボスも行動パターンを覚えて対応すれば何とかなりますし、行動パターンもそこまで多くないので何度もチャレンジすればクリア出来ないということはない、という感じではありました。
勿論、ボスによってはかなり強かったり苦手だったりという差はありますが、そのボスにはどんなレリックを装備していくか、どんなスキルを装備していくかなどを考えるのもまた楽しかったです。
ちなみにレベルを上げると力が上がります。力 is パワーということですね、はい。
個人的に『黒の魔女イレイェン』戦が一番楽しくて印象に残っていますね。数発喰らうだけでやられてしまう状況でどれだけ攻撃を避けつつワープする相手に攻撃を当てるか、というパターンを全て覚えて戦っていくのが最高に楽しかったです。倒した後に倒したことを勿体ないと感じてしまうくらいに好きなボス戦でしたね。
後述致しますが、ボスと再戦可能になったアップデートが来たので私は早速イレイェン戦を遊びまくりました。他のボスも一通りプレイしましたので、感想はまた後日に。そちらのアップデートがまだの方は是非どうぞ。
また、マップ探索もかなり楽しかったですが一部難しい探索ポイントもあったので、数時間彷徨っても(私も滅茶苦茶彷徨いました)アイテムが見付からない場合は観念して攻略を見てしまうのもありだと思います。特に後半のステージの探索が苦手な方もいらっしゃることでしょう。そこも勿論彷徨いました。
さて今作のトロフィーコンプリートは簡単な部類に入ります。恐らくプレイしていると自然に殆どのトロフィーは埋まっているのではないでしょうか。プレイしていると自然とコンプリートしたいという気持ちにもなります。まだコンプリートしていない方は是非して頂ければと思います。
また、プレイ時間もトロフィーコンプリートしても20~30時間ほどなので一週間ほどじっくりとプレイ出来る時間があればクリア出来ると思います。私は睡眠時間をかなり削ってプレイしておりました。それほどまでにこの作品は魅力的でした。
(これは個人的に好きなトロフィーです)
……大まかな感想は以上になります。色々と言葉にしたいのですが、恐らくプレイした方はそれを感じ取って頂けていると甘えてこれくらいにしておこうと思います。まだの人は早くプレイして下さい。いや本当に。私がこれほどまでに本気で勧めたい作品はまず無いです。
それからゲームをクリアしてトロコンが終わった後も色々なサイトを覗いて頂いて色々な方の考察などを御覧頂けると更にこの作品を楽しめると思います。是非『エンダーリリーズ』の世界にどっぷり浸かって頂ければと思います。
……という感じですね。ボスとの連戦や再戦などが可能になったアップデートの感想に関してはまた近々御紹介出来たらと思います。
それでは今回はこの辺で。また次回お会い致しましょう~。