こんにちは、気が付けば二月も半ばになっておりました。今月は28日までしか無いので二週間待たずに三月に突入致しますね。早すぎて恐ろしいですね。何が恐ろしいのかと問われるとちょっと適当に言ってしまった感が否めないので答え辛いですが……。
さてそれは兎も角、今回は前回(https://www.metal-box.jp/blog/index.php/archives/30878)に引き続いてお勧めスーパーファミコンの御紹介の最終回(仮)をお届けしていきたいと思います。
では早速始めていきましょう。
『不思議のダンジョン2 風来のシレン』
今や様々な作品が登場している「不思議のダンジョン」シリーズですが、その第二弾目です。
「じゃあこれは風来のシレンの続編なの?」と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、第一弾目は『トルネコの大冒険』というゲームです。ドラゴンクエストⅣシリーズなどでも登場しているトルネコという商人が主役の作品です。シレンもそうですが、こちらも何作も続編が発売されております。
さてこの「不思議のダンジョン」シリーズですが、ローグライクゲームになっております。簡単に言うとダンジョン探索型のコンピュータゲームです。
入る度にマップの形やアイテムや敵の配置などがランダムに変化するダンジョンに潜りクリアを目指すので、毎回新しい気持ちでプレイが出来て飽きがなかなか来ないというのが最大の特徴です。
ストーリーもシンプルに王道で、旅の目的がわかりやすいのも良いですね。ただ難易度はダンジョンによりますが全体的に少し難しめで、何度もダンジョンに潜り試行錯誤をしつつ、装備を少しずつ鍛えてクリアを目指すのがたまらなく面白いです。
また敵に倒されたり罠にかかったり等で倒れてしまった場合、基本的には持っている全てのアイテムを失います。レベルもダンジョンに潜る度にリセットされる(作品によっては引き継ぎです)ので、いつダンジョンから帰還するか(帰還するアイテムを持っていたりすれば可能)などの駆け引きが非常に重要になってきます。
この面白さはプレイしてこそだと思いますので、興味のある方は是非プレイしてみて下さいませ。個人的にはこの第二弾目の風来のシレンがお勧めです!
あと関係無い話をするのですが、昔ワープロが自宅にあった時に『Missing Word-失われた言葉を求めて』というダンジョン探索型のタイピングゲームがあったのですが、あれ子供時代に無茶苦茶ハマったのでもう一度やってみたいなあ……と密かに思っております。
『ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト』
知らない方は「ファイナルファンタジー?」となるとは思いますが、実際少しばかりマイナーなので私も家にたまたま無ければプレイすることもなかったでしょう。
『USA』という文字の通り、元はアメリカで発売された商品です。それが日本語に訳され輸入されたゲームになります。ですが、当時子供の私はそんな背景は特に知らずに普通に「ファイナルファンタジー」シリーズとしてプレイしておりました。
最大の特徴と致しましてはキャラメンバー数が他の作品等とは違い一人、または二人固定になります。新しい仲間が増えたら今の仲間は何らかの理由で離脱や加入を繰り返す形になる上に別に好きな仲間を選んで連れて行ける訳でも無いので人によっては窮屈さや不便さを感じてしまうかもしれません。
しかしながらどのキャラクターも魅力があり、個人的には別に気にはならないシステムでした。むしろ仲間に悩まなくて良いくらいに思っておりました。
またダンジョンは普通に移動して探索出来ますが、フィールドは自由にグリグリと上下左右に移動出来ない代わりに、すごろくのようなマス目を移動してストーリーを進めていきます。回数制限はあるものの、エンカウントがすぐに行える修行場のようなマス目があるのも斬新でした。
装備や魔法に関してもほぼ固定といっても良いでしょう。つまり、このゲームはほぼ限られた範囲の中で楽しむゲームとなっております。最近のオープンワールドなどの自由さを求めている方には辛いゲームになるかもしれませんが、単純にRPGゲームを楽しみたいという方にはきっと楽しい作品になっていることでしょう。
そしてこのゲームの魅力の一つにBGMの素晴らしさがあります。特に戦闘曲の格好良さはゲームを知らない人でも思わず唸ってしまうほどの出来で、今でもかなりの人気があります。私もこのBGMを聴く為、そしてゲームを楽しむ為に何周もプレイしました。
一風変わった作品ではありますが、プレイしてみる価値は十分にあると思いますので是非どうぞ! 難易度は少し低めです。
『ライブ・ア・ライブ』(LIVE A LIVE)
良く実況やプレイ動画などが公開されているのでゲームの画面を観たことがある方や、名前を耳にしたことがある方は多いと思います。個人的にはスーパーファミコン時代でもトップレベルの完成度を誇る作品だと思っております。
ジャンルはRPGで、戦闘はまるでチェスや将棋のように区切られたマス目の範囲内を移動しつつ、これまた範囲がある攻撃技を駆使して戦うといったものです(公式にはチェッカーバトルという名称が付けられているようです)。
移動や攻撃、または自分の番のパスなどの行動を起こすと別のキャラクターや敵の行動が開始されるので半リアルタイムな感覚でプレイすることになります。なので、敵の技の範囲などを掻い潜りつつ、自分の攻撃を当てるといったことも可能です。
難易度は他のRPGをやったことのある方なら普通に感じるかもしれませんが、戦闘以外での様々な要素を加味すると少し難し目に感じるかもしれません。
操作主人公キャラに関してですが、まず七人の内から好きなシナリオを選び、クリアするとまた次の好きなシナリオを選んでプレイする……といったことを繰り返します。なので一回一回新鮮な気持ちでプレイが出来ます。
そしてその七つのシナリオを全てクリアすると……何かが起きます。その先何が起きるかは実際に貴方の目で確かめてみて下さい……というような某・攻略本のような台詞を使って濁すことにしておきます。ネタバレになりますからね。
さてこのゲームの何が凄いかというと、そのシナリオの完成度や、隠し要素の多さだと思います。その一つ一つのシナリオが熱いシナリオだったり感動的なシナリオだったり、また少し恐怖を感じるシナリオだったりと様々です。個人的には西部編と幕末編、それにSF編が特に大好きです。
私は子供時代に何周かこのゲームをプレイしましたが、それでも全ての隠し要素を見つけることはついに出来ませんでした。かなり沢山の隠し要素を知った今でも全て発見することはなかなか難しいと思います。
なので、その要素を全て見つける為に何周も同じシナリオをプレイした方は多いと思います。そういった意味でも非常にプレイし甲斐のある素晴らしいゲームだと思います。またBGMの良さや、お遊び要素が随所に垣間見えるのも人気がある理由でしょう。
あと、このゲームでかなり有名な台詞があるので御紹介したいのは山々なのですが、かなり物語的には後半部分の台詞になるので念の為控えておきます。もし興味のある方は一度お調べしてみて下さい。
色々言って参りましたが、スーパーファミコンをお持ちでしたら兎に角プレイして欲しいゲームの一つです。
……といった感じですね。数回にわたってSFCのお勧めソフトを幾つか御紹介して参りましたが、一つでも何か興味を引く作品があれば嬉しい限りです。
ではまた次回別の機種でお会い致しましょう。それでは、また~。