唐突ですが最近、何人かのお客さんにメカ物の白でキレイな陰影のつけ方を聞かれたので、店長のやりかたをお見せしましょう。
今回は店長の基本的なやりかたになります。
たまたまちょうど白を吹くパーツがあったので写真つきで解説してみたいと思います。
まずは下地を真っ黒にします。ここは単純に黒を塗るだけなので写真はいらないでしょう。
続いてフィニッシャーズカラーのファンデーションクリームとファンデーションホワイトを2:1ぐらいで調色した色ものをつくります
希釈は薄めにしてます。だいたいですが3~4:1ぐらいでしょうか。それをスジやモールドなどに黒がのこるように近距離で細吹きしていきます。
近距離にする理由は上の写真のように、この段階ではかなりクッきり陰影をつけるからです。一連の作業の中で、たぶんここの細吹き作業が一番時間がかかる工程でしょう。(ここまでの工程を①とします)
次にクレオスのクールホワイト単色を吹き付けていきます。希釈は2.5~3:1ぐらい(たぶん・・・)ようはミストの粒粒が出ないぐらいに希釈しますということです。
それを先ほどの超近距離から2~3cmはなしてスジやモールドなどに黒がのこるように吹き付けます。
こんな感じです。①のときほど慎重にする必要はないです。少し距離をはなして吹き付けることでクッきりしていた陰影がボケていくはずです。
単純に①で塗った色を少しはなしてクールホワイトでおおっていくと思えばいいでしょう。
ここまでできたら次はまだまだクッきりしてる陰影をどんどんぼかして、もっと白くしていく作業です。
いたって簡単さらに1~2センチはなして全体にかかるようにクールホワイトを塗っていきます。簡単とはいいましたが何も考えずに吹き付けてると今までの苦労が水の泡になってしまいますのでどういった風に陰影をのこしていくかをみながら調整していきます。(ここまでを②)
別のパーツでの比較です。
ここからは単純に真っ白にしたいのであれば②の工程をようすをみながらもっと白くなるように続けていけばOKです。
店長はメカ物の時は、ここから先クレオスのグランプリホワイトをつかいます。
希釈は②のクールホワイトと同じぐらいです。
これを②の工程と同じように吹き付けていきます。
これで完成。キレイに陰影がついて白の発色もしてるでしょ(今回は真っ白じゃないけどね~)
で、みてわかるように①と②の前半の工程をしっかりしていればスミ入れの必要がありません。(ここまでを③)
②と③の比較。
さらに別のパーツでみせるとこんな感じ。
とまぁ~こんな感じで基本は塗っていきます。後は下地の黒をかえたり間に挟む色を変えたり①と②前半の工程で陰影のつけ方を工夫したりと応用してやるだけです。だいぶと言葉足らずのとこもあるのですが気になった人は直接、店長に質問してください。
ん~~~~、参考になったかな~?