GSIクレオスさんからの新商品が発売されますのでご紹介します。
サーフェイサーの新ラインナップとなりますが、「ブラック1500番」、「グレー1500番」と新色「オキサイドレッド 1000番」になります。
既存商品では500番、1000番、1200番とありましたが、今回はさらにきめ細かい1500番ということです。
グロス仕上げに一役買ってくれそうな新製品です。
今回は、新色サーフェイサーのオキサイドレッドに注目してみました。
いわゆる実在の機体、車両などに使用されているサビ止め材(プライマー?)の色になるわけですが、これを模型の下地処理剤のサーフェイサーの色としたわけですから、つまりそういうことですよね?
まわりくどいですが、実際の塗装工程を活かした塗装ハゲ表現の可能性が見え隠れしているということです。
今回はレジン製のパーツに実際に試してみました。
まずは、Mr.メタルプライマーを下地に吹きます。
そして、新商品「Mr.オキサイドレッドサーフェイサー1000」を吹きます。
そして、メインカラーを塗装。 わかりやすいように白系でグランプリホワイトを吹いてみました。
吹き終わったらこんな感じ、白い塗装が施されたパーツが出来上がります。
ここからが本題です。
つまようじでエッジ部分などを、カリコリと擦ってみます。
すると、上塗りの白い塗装が簡単にはがれて、下地のオキサイドレッドが出てきます。
簡単に白だけはがれるのは、オキサイドレッドと白の間にシリコーンバリアーが塗布されているので、白が定着していないからです。
ちょっと面白くなってきたので、しつこいくらいに前面の塗装をはがしてみました。
塗膜が劣化したり、はがれたりしたような雰囲気の表現が簡単にできます。
リアルさを追求するなら、もっと金属色や錆色などを重ねたり、削り方をもっと丁寧に、かつ削れ方をもっと研究しなくちゃですけど。
従来の面相筆でエナメル塗料を置いていくチッピング塗装とはまた違った表現方法なのでおもしろいのではないでしょうか。
便利な道具、素材、塗料がGSIクレオスさんをはじめとする各メーカーさんがいっぱい発売してくれていますので、
工夫とアイデア次第でいろいろな技術に挑戦できます。
ただ作って、磨いて、塗るだけのマンネリも打破できるかもなので、模型作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。