こんにちは!
いよいよクリスマスが迫ってきています。2021年ももう終わりなんですね~。
最近は思ったように進捗も進まず(いつものこと)、出勤中に読書をするという新しい習慣を身に着けました。
というわけで最近読んだ本を紹介するという話です。
ご紹介するのはサン=テグジュペリ著書の「夜間飛行」です。
元は1931年発行とかなり古く、当時まだまだ未開であった夜間の郵便飛行の事業がテーマとなっており、主人公である事業の支配人や、パイロットの視点から挑戦や苦悩が描かれています。
サン=テグジュペリ自身フランスのパイロットであり、その経験によりパイロットの会話やフライト中の描写は極めて細かく、詳細なものとなっています。
主人公は非常に厳格な性格であり、新人ベテラン関わらずコンマレベルのミスも許容しません。整備ミスは一発解雇です。しかし現代より遥かに危険な環境での労働においてはその厳格さが統率力を生み出すとして終始その姿勢を崩しませんでした。
対してパイロット達のプライドとそこから溢れ出る心理描写はロマンをくすぐります。
さらに、目に見えんばかりの美しく繊細な風景描写は作品に引き込まれる大きな要素の1つであり、150ページほどの読みやすいボリュームもおすすめできる点です。
空き時間の30分、たまには小説に触れてみるのもいいかもしれません。
それではまたこんど!