お仕事で石ノ森章太郎先生の聖地、石ノ森萬画館へ行ってきました!の続きです。
スロープを上がって中二階にはシアターがあって「シージェッター海斗」が上映されていました。
※映像撮影は禁止なので写真はありません。
話によると仮面ライダースタッフによる制作とのことで、まんま平成仮面ライダーの演出でドラマ、アクションシーンが見られます!
ここでしか見られない映像ですので、石巻まで行く理由の一つに。
そして、2階では石ノ森章太郎先生の作品ごとの展示があります。
入り口ではオールキャストのイラストやモニターの映像でお出迎え。
すでにテンションが上がります。
サイボーグ009の展示
FRP製の等身大? のサイボーグ戦士たちがいて、それぞれのナレーションが流れています。
昭和生まれの人なら万博とかのパビリオン見たいといえば伝わるでしょうか?
あ、ディズニーとかのテーマパークみたい!でもいいかも。
とにかく、かなりこだわりがある凝った作りで世界観に浸れます。
ギルモア博士の手に持っている設計図は・・・島村ジョー!!
この図案のクリアファイルが来年1月にメタルボックスから発売されます!
買いですよ!!
そして仮面ライダーゾーンへ。
等身大仮面ライダー1号が展示されていますが、すごくかっこいい!!
そして昭和ライダーのレプリカマスクが順に展示されていました。
もうこの光明寺博士やプロフェッサー・ギルがいそうな秘密基地感がたまりません。
このキカイダーだけでなく、すべての展示が動く、音が出るなどほんとにテーマパークのようで、写真だけでは伝わらない臨場感があるので、ほんとに現地に見に行ってほしいです。
「さるとびエッちゃん」コーナーを抜けると、「ホテル」のフロントも再現されているゾーンも。
高嶋政伸さんや松方弘樹さんの実写ドラマもよく見てました。
そしてシージェッター海斗コーナー。
設定や、ミニチュアのジオラマなど他とまた違う展示で楽しませてくれます。
特設展示会場では偶然にもガンプラのパッケージなどで有名な開田裕治さんのイラスト展が開催中で観覧してきました。これはラッキーでした。
展示室内は撮影禁止なので写真はありません。
そして、3階へ。
3階はレクリエーションエリアになっていて、喫茶や寄せ書き、漫画本がある図書室などがあります。
これは一日中いられるくらい充実の展示で、まだまだ見逃した展示がありますので、それはまたの機会に。
3階の廊下に展示されていた2011年の東日本大震災の石ノ森萬画館周辺の記録写真。
いろいろ話を聞きました。
津波がくる!ってなったときに、周辺にいた30人ほどの人を収容した直後、7メートルの高さまで濁流が迫ってきたそうです。
1階はガラスが割れ、瓦礫交じりの泥水が館内のものをすべてさらっていったそうです。
避難民の方たちは3階のレクリエーションルームに逃げ難を逃れたそうですが、その後3日間以上、ろうそくの灯りだけがたよりな中、石ノ森章太郎先生の漫画を読み勇気をもらって助けがくるまで耐えたそうです。
この石ノ森萬画館が完成した2001年7月23日当時、この建物は津波が来ても残ると明言した方がいたそうです。
そして、その通りになった。
石巻市街は建物も復旧して普通に人が生活していますが、海岸近くや郊外の平地ではまだまだ更地状態のところがたくさんありました。
※沿岸部は数メートルの盛り土施工をしていると聞くので、広大な面積の工事にはまだまだ時間がかかりそうでした。
震災から8年経ってますが、いまだに現地のラジオからはどの番組も復興情報などの震災関連の話題がずっと流れていました。
ボク自身は程度は軽かったものの、それでも阪神大震災を経験した人間なので、話を聞いていて熱いものがこみ上げてきました。
石巻市、街も人もすごくいいところだったのでまた行きたいです。
ぜひ、石ノ森萬画館にいつか行こうと思っている人がいたら、行って自分の目で今の街や萬画館を見てほしいと思いました。
そして、まだ続きます(笑)
次は、登米市にある石ノ森章太郎先生の生家や人となりをテーマとした「石ノ森章太郎ふるさと記念館」をご紹介したいと思います。