仮面ライダーファイズビネット制作も3回目となります。
今回はベース編2ということで、前回のベース制作の続きとなります。
ファイズが立っている場所は、スマートブレイン社の本社ビル前のテラスをイメージしていたので、コンクリート面に大きなスマートブレインロゴがあるというのもかっこいいなぁと考えました。
そこで、スマートブレインロゴデータを作りました。
戦闘で砕けた地面にあわせて、初めからかすれてボロボロのイメージで制作しデカールに印刷しました。
ちょうどその時に気付いたのですが、ファイズポインターの側面のマーキングが、付属のシールでは全塗装では使えないみたいです。
しかたないので、あわてて、ファイズポインターのマーキングもデータを作ってデカールにしました。
スマートブレインロゴのデカールをを水に浮かべています。
シルバリングや気泡噛みの原因になるので、必要なところだけ残して中を切り抜きしています。
中抜きしすぎていて、位置合わせできずにクシャクシャになってしまうところでしたが、なんとか位置合わせできました。
クレオスさんのマークソフターでびちゃびちゃにして、地面の凹凸になじませていきます。
地面が割れた段差の部分も、ちゃんとロゴが切れているように調整しています。
クレオスさんのMr.ウエザリングカラーやゲームズワークショップさんのシタデルカラーなどの最近手に入るようになった便利塗料を使って、全体をウエザリングやウォッシングを何度も何度も重ねて、コンクリートの質感や風雨や戦闘の風化を塗装で表現していきます。
どちらも色を塗るというよりは、その質感になるという感じのとても使い勝手の良い塗料です。
この時に、デカールで張り付けたスマートブレインロゴもとってつけた感じで浮かないようにトーンを合わせて馴染ませていきます。
ベースもロゴも色がグレー系なのでほとんど目立たなくなってしまいましたが、ファイズとクリムゾンスマッシュの刻印に視線を集めたかったので狙い通りだと思います。
ベースのクリムゾンスマッシュの刻印溝の底はきれいな透明アクリル板なので、「石材が高温で溶けて結晶化した」ような表現を施したいと思います。
タミヤさんのクラフトボンドを刻印に塗っていきます。
木工用ボンドのような粘度と先細ノズルが非常に便利なボンドです。
全体がわざとボコボコの凹凸になるように盛る厚さに変化をつけながら充填していきます。
刻印の底面を着色するためにいくつかテストピースを作ってみました。
結果、個人的好みも含めて彩度と透明度が高いクレオスさんの水性ホビーカラーのクリアレッドを使うことにしました。
面相筆で地道に底面だけに塗り込んでいくのですが、これが想像以上に難しい・・・。
刻印側面の壁の高さが約5mmくらいあるので、非常に塗りにくいです。
側面に赤が付いてしまったら基本的に完全には取れませんので、絶対に側面は汚さずに底面だけしっかり着色しなければならないというワンミスでアウトの作業で神経がすり減ります。
時間をかけて何とかできました。
イメージ通りステンドグラスのようにガラス結晶化したようなボコボコの刻印底面の乱反射が非常にきれいにできました。
これで、細かい塗装の描き込みや調子合わせを残して、基本的にはベースの見せるところはだいたいできました。
次回は、ベースに仕込む電装系の電源と配線まわりの工作過程を