今回も仮面ライダーファイズビネット制作の過程をご紹介していきます。
今回はベース編。
ファイズの右足の下にΦのマークを刻印したくてどうやればきれいにできるかずーっと思案していました。
そこでお知り合いにお願いしまして、Φマークのデータを作り、カッティングプロッターで0.3mmプラ板に切れ込みを入れてもらいました。
手作業でもできなくはないとも思いますが、正確にきれいに切り抜くのは難しいと思うので、カッティングプロッターで切れたのは非常に助かりました。
その基礎となるプラ板に3mmプラ棒や粘土で枠組みをつくります。
この型に、石膏を流してベースを作ります。
硬化した石膏ベースを手で圧力をかけて割っていき、全体に亀裂が走っているような感じにします。
Φマークを中心に爆心地のような割れ表現をしたいので、ポリパテをドーナツ形のシート状に硬化させたものを削ったり割ったりしながら、外周に沿って配置していきます。
中心に超重量がかかったように見せるために縁を持ち上げて固定していきます。
中央の石膏には一番派手な亀裂が入っているようにモールドしていきます。
コンクリートが割れたように見えるように、断面や欠け、割れを手作業で彫刻していきます。
コンクリートに見えるようにざっと塗装していきます。
まずはホワイトを全体的なまだらに吹いていきます。
次にネイビーブルーでシミになっているようなまだらに吹いていきます。
これで、コンクリートっぽいファイズのベースの基本形が完成しました。
次回はベースにマーキングやウェザリングなどを施していく過程をご紹介する予定です。