11月1日(土)?11月3日(月)まで大阪南港ATCで開催されたモデラーズエキスポ2014に参加してきましたので簡単にレポートです。
3年計画の集大成ということでいったんは今回で終了予定(?)のモデラーズエキスポ(通称モデスポ)。著名な模型作家の先生方をお招きしての作家展や、模型サークル・ショップ・個人などが卓を借りて作品を展示するエキシビジョン、メーカーさんの物販などで賑わう3日間でした。
とくに終日賑わいを見せていたのが作家展のスペース。雑誌でしかお目にかかることがない作品の現物展示に加え、作家ご本人が作品について解説してくれたりとモデラーにとってはまさに夢の空間!この写真は一般入場前に撮ったので空いていますが、会期中は天候にこそ恵まれませんでしたが、混雑していました。
作家さんの作品をちょっとだけご紹介。
「円形劇場」でおなじみの荒川先生。WildRiverという名称でもなじみ深いですね。随所に動物フィギュアを仕込んで宝探しの面白さを盛り込んだコトブキヤのダンボーのジオラマやガンダムサンダーボルトのザクとビッグガンの大型ジオラマをお持ちくださり来場者にていねいに解説しておられました。
こちらはあに先生の作品群。コアファイターのジオラマはホビージャパンさんのオラザク選手権で大賞を受賞されたことでも有名ですね。前から上から横から・・・とじっくりと拝見できる貴重な機会でした。サイトウヒール氏原型のマシーネンフィギュアの塗装はため息ものです。とても1/20スケールとは思えません。
情景師アラーキーとして有名な荒木先生の卓のポップです。ジオラマの完成度もさることながら、要所に技法のポップも展示されていてユーザーフレンドリーな卓でした。ちなみにこのプラに切れ込みを入れて剥がす方法はご本人のブログでも紹介されていますので気になるかたはそちらもチェックしてみるとよいかと思われます。
作家の先生によるプロテクニックの実演もおこなわれました。
・・・が人が多くてまったく見られませんでした・・・。このときは割れたガラスの表現だったのですが、プラ板にカッターナイフで放射状にタテの切れ込み、ランダムめにヨコの切れ込みを入れ、ペンチで曲げてエナメルのクリアーブルーグリーンを流す・・・という手順でした。テキストで書かれてもよく解からないところを生で見られるというのがやはり実演の強みですね。
こちらは作家の吉岡先生による実演風景。幸運にもMa.Kの関節のシーリングの自作方法や1/35フィギュアの塗装方法について、マンツーマンで教えてもらっている状況です。最新号の雑誌作例を目の前にプロモデラーに指南していただくという、ぜいたくなひとときでした。
ちなみにメタルボックスの卓はお客さんとスタッフの作品で構成し、こんな感じで設営しました。モデスポは初参加でいくぶん緊張気味でしたが、気さくに話しかけてくださったり、雑誌モデラーさんともお話することができたりと、多くの刺激をいただきました。
モデスポ2014にご来場、参加されたみなさま、本当にお疲れ様でした。