本日はコトブキヤさんの新商品「Zナイト」の商品レビューです。
HMMシリーズのゾイドが一段落し、ついに発売されたHMM「装甲巨神Zナイト」シリーズ。第一弾は当然主役メカのZ(ズィー)ナイトです。これまでのゾイドシリーズは1/72スケールでしたがこちらは1/100スケールでの立体化でコトブキヤさんの他のブランドのプラモデルとの相性も良いようです。
ちなみにTOMY版との比較をしてみると・・・。
だいぶ別物ですね。当時は重量感を残しつつもヒロイックなプロポーションがコンセプトだったらしいですが、2014年発売は文句なく細身の騎士メカとして再現されています。アニメの設定ではTOMY版とコトブキヤ版の中間くらいの太さなので、アニメ版から算出したアレンジと見れば妥当な細さではないでしょうか?
コクピットの開閉や胸部カバー可動による鼓動の再現に加え、動力源メタルハートの露出などHMMならではのギミックが盛り込まれています。
TOMY版では電動歩行ギミックのスイッチだったレバーもバックパック脇に再現されています。アレンジは大胆ながらも往年のファンにも配慮したつくりになっていて面白いですね。
ゾイドでいうところのネジカバーはハードポイントとして機能し、騎士剣をマウントすることができます。またシールドは背中に背負うことも可能です。
フライングベースなどで浮かせてやればダイナミックなポージングも思いのまま。このZナイトはこれまでのコトブキヤさんのプラモデルとはプラ素材が異なるのか、設計が異なるのかは不明ですがパーツの摩擦がちょうどよく、はめ込みの際のポロリや飛散がなくストレスなく組み立てて遊ぶことができます。
またボールジョイントを多用することなく、軸関節を巧みに組み合わせた構成になっているのでヒザ立ちもバッチリ決まります。ヒザカバーがスネ側とヒザ側に分かれるユニット配置はロボットの関節を露出させないよう配慮されているように感じます。
シールドには新たにパイルバンカーギミックが追加され、シールドを地面に突き立てての射撃ポーズの説得力を高めてくれています。
武装がいずれも大型なので伸びのあるポーズをとらせると今風のロボットぽくなりますね。グレートZナイトも当然(?)発売されるでしょうがまずはマリンカイザーが第2弾として予定されているそうです。
スムーズに組み上がり遊んでいてもストレスをまったく感じさせないこの完成度の高さは、コトブキヤさんのプラモデルの新しいスタンダードになりえると思うのですが他のシリーズにも適応されるのでしょうか?非常に期待したいところです。
コトブキヤさんのZナイトは好評発売中です。1Fショーケースにも展示していますのでご来店の際はぜひご覧ください。