本日は宇宙世紀コンペの参加作品のご紹介と
好感度の高かった作品のピックアップ解説です。
「キャスバル専用ガンダム」制作:ナカツカさん
HGUCガンダムをベースにFGガンダム、ジム寒冷地仕様を組み合わせて
ゲームオリジナル機体であるキャスバル専用ガンダムを制作していただきました。
300円ながらもプロポーションはPGを模したFGガンダムの適度な密度感が
各所に盛り込まれ、シールドの連邦十字マークもジム寒冷地仕様のものを
流用することでMGよりも「らしい」キャスバルガンダムに仕上がっています。
「なぐりあい宇宙」制作:Kenさん
きました!今回のトンデモMS!正直、個人的にはこういうのを期待してました!
前回の模型コンテストでも長大なスナイパーライフル装備のジムに驚きましたが
今回は「脚が間に合わなかったジオングに、あえて腕を増やす」というアイデア!
LBXのアームや他キットからの流用で阿修羅のようなジオングになっています。
後頭部にはツインテールみたいなユニット(?)が追加されているのがポイントです。
「猟兵の瞳には!」制作:ムルシェラーゴさん
今回イベント初参加のムルシェラーゴさんはHGUCゲルググイェーガーを
制作して持ってきてくださいました。本体色をラインごとに塗り分けるRG的な
塗装がマイブームということで、密度感のあるゲルググJに仕上がっています。
ポイントはライフルスコープのクリアー部。本物の宝石を使用されているとのこと!
まさに「キラリと光る」アイデアをお持ちのモデラーさんです。芸が細かいです!
「ブルーデスティニー3号機」制作:ヤマシロマサヤさん
前回の模型コンテスト以降、ものすごい勢いでHGUCをメインに制作されている
ヤマシロマサヤさん。今回はHGUCのブルー3号機を設定を踏まえながらも
ガイアノーツさんの専用色オリジナルのカラーリングで仕上げてくれました。
「名鉄スカーレット」と「コンテナブルー」という普段なじみのない塗料ですが
ウォッシングで統一感を出す必要もないくらいまとまりのある仕上がりです。
コンペには間に合いませんでしたが、常連のさんでーぼーいさんが
HGUCのゲルググと旧キットのジョニーライデン専用ゲルググをミキシングして
今風のジョニーゲルググを作ってきてくれました。
そして今回皆さんの好感度の高かった2作品をちょこっとご紹介。
まずはR-6さんのゲルググイェーガーです。フロントアーマーの延長による
短足化をはじめ、胸部の大型化など全身にわたり手が加えられています。
またキットでは背中から生えているプロペラントタンクをランドセル接続にするなど
もとのキットの不思議な部分を修正されています。
ベースのボールは旧キットを使用。踏みつける形で浮かせています。
写真にはありませんがビームライフルのビームエフェクトで浮かせるなど
ディスプレイが2パターン選べるのも大きな魅力です。
もうひとつはカワバタさんのザクフリッパーです。
旧キットを切り刻んでの関節の可動化だけでもじゅうぶんカッコいいのですが
ジムスナイパーカスタムと並ぶエース機、ジムライトアーマーを絡めることで
シャアザク並みに高機動のザクフリッパーの行動をジムがインターセプトする
シーンが見事に演出されています。ライトアーマー自体もキットはないので
ジムからの改造になりますが、違和感なく仕上がっています。
ちなみにザクフリッパーは比較用に素組み状態のものも持参してくれていて
見せてもらう側としても、面白い作品になっています。
すべての作品をテーブルに並べるとこんな感じです。
改めて1stガンダムという作品の奥深さや
ファンの熱量を見せ付けられた、おもしろいイベントとなりました。
参加してくださったみなさま、ほんとうにお疲れ様でした。
当日はひとつひとつの貴重な作品に対して十分なお時間をとることが
できませんでしたが、次回以降のイベントでもスタッフを
ビビらせるくらいの作品数を楽しみにしたいと思います。
以上で宇宙世紀コンペ?めぐりあい宇宙編?のレポートは終了です。
今週いっぱいまで展示させていただき、30日から返却開始ですので
まだご覧になっていない方はぜひ当店の2Fショーケースまでどうぞ。