先週のブログでは、ルーラーの旗のペーパークラフトの作り方をご紹介しましたが、やはりしっかりとした硬い素材の旗が欲しいと思うモデラーさんも多いと思いますので、硬い素材の旗のスクラッチの作例をご紹介したいともいます。
まずは付属のペーパークラフトを切り出して型紙にします。
写真ではわかりやすいように裏返しているので真っ白です。
硬い素材は塩ビ板が扱いやすいと思います。
ホームセンターなどで、1mm厚のものを別途購入してきます。
型紙のアウトラインを塩ビ板に転写してカッターナイフで切り出します。
切り出した塩ビ板にエンボスヒーターで熱を加えて柔らかくしたら・・・
旗のはためきに見えるように手で曲げていきます。
手袋をするなどしてヤケドには十分注意してください。
旗の外周はスーパー1やヒデキの袖みたいなヒラヒラではなく、毛足の長いじゅうたんのようなモコモコという設定らしいので、パテでモールドを作っていきます。
表裏の外周全部に幅約4ミリでモールドしていくのですが、11センチx41センチの旗の外周の表裏ということで総延長2メートルもあります。
この工作は時間がないワンフェス直前にやっていたのですが、何時間もやってもやっても終わらないという苦行でした・・・・やる人は覚悟を決めてからやってください。
出来上がった旗を同梱のペーパークラフトの模様を参考に塗装します。
エアブラシでの塗装も面積が広すぎてやってもやっても終わらないって店長が言ってました・・・。
メタルボックスの彩色見本では、旗の文様はデカールで製作しました。
刺繍に見えるように横方向のランダムな走査線状になるよう工夫してデカール印刷しています。
一番簡単なのは、付属のペーパークラフトの文様部分を切り抜いて貼り付けるとよいと思います。
パソコンを使える人ならば、付属のペーパークラフトをスキャンしたりトレースしたりしてデカール化しても良いかもしれませんが、かなり大判のデカールになるので貼りこむときにも破れそうになるので苦労します。
ポールへの固定は穴を3カ所開けて、極細のしんちゅう線などで番線のようにかしめる感じになると思います。
それでも完全固定はできませんので、下からの支えが必要になると思いますので、ベースから金属線などで工夫して支えを作ってください。
以上で、ルーラーの宝具「我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)」のスクラッチの作例でした。
ルーラの制作の際の参考になればと思います。