今日のブログは昨日に引き続き、仮面ライダーカブトのご紹介です。
使用キットはバンダイさんのプラモデル「Figurerise-6 仮面ライダーカブト」です。劇中でも印象深いキャストオフ状態を再現したいのですが、電撃ホビーマガジン誌上でちょうどヴィネット作例が掲載されていたので、全体的にリスペクト!な作品として製作いたしました。
カッコ良い全景は昨日のブログでアップされていたので、自分はカブト本体をかんたんに解説させていただきます。まずはぐるっと一周。
ヒジ、ヒザ、股関節はよりスーツらしく見せるためにエポキシパテで埋めてあります。胴、肩などは元キットのままで、ポーズづけの最終的な調整ができるようにしてあります。
頭部ヘッドには電飾を仕込みました。ミライトという釣具用のものを使っていて、頭部と胴体をつなぐ首の芯にもなっています。また元キットが球体の二重関節で固定ポーズ向けではないので、エポキシパテで接続部を新造しています。
みどころは・・・キャストオフによって飛散したマスクドフォームの外装を、いかにそれらしく見せるかになるかと思います。今回は0.5ミリ真鍮線で浮かせました。ヴィネットを回転させても真鍮線がなるべく見えないよう気をつけています。
前腕から上腕にかけての半円パーツはひとつひとつ切り離して、瞬間接着剤で固定しています。また肩の前後とサイドにある黒いパーツは、プラパイプでボルトのようなイメージで空間を膨らましてみました。
真鍮線の固定位置は腕の裏側や、影になるところ、別の外装で見えなくなるところで開口するなど模索しながらの作業でした。パーツ同士を密着させすぎるとモコモコした印象になるので、できるだけスキマをつくるようにしました。
カブト本体がちゃんと見えつつ、外装は浮いているように見えて、その角度もバラバラで自然に配置して、なおかつ真鍮線は見せない・・・。0.5ミリ真鍮線の細さと、瞬間接着剤の接着面の小ささが製作のハードルを遠慮なく底上げしてくれるので大変でした。
塗装はライダーフォームの赤と銀はグロスのパール塗装、スーツはつや消しブラックです。マスクドフォームは半光沢で各色の色味をワントーン落として調色しています。ベースがウェザリング仕上げなので調和がとれるようにパール塗装のレッドはすこし渋めにしています。
かんたんな解説ですが仮面ライダーカブトはこんな感じで製作いたしました。上司Sの超絶テクニックにより製作されたベースのおかげもあり、全体的にカッコ良いものができたんじゃないかと思います?。